起業して失敗した僕が考えるサービスの作り方と人生云々

タイトルの通りです。今は某メガベンチャーの新規事業担当をやってますが、これからサービス作る人とか起業する人の力に少しでもなれたらなと。

人生をかけられる事業の見つけ方

前回は「はじめてのサービスづくり」でも「成功確度」を高めるために「体系的に整理されてきている情報をしっかりインプットしましょう」というお話をさせていただきました。

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今回は情報のインプットを行っている前提でどのようにすれば人生をかけられる事業を見つけられるかについてお話したいと思います。

 

私の中では「人生をかけられる事業の見つけること=興味のある領域を選ぶこと」だと考えています。
領域というのは「農業」「バイオ」「旅行」「音楽」「HR」などなどです。
それらの領域に深く入り込み、課題を発見した上で業界をImproveするための手段を考えることが新しい事業を考えることです。
ここで注意しなければいけないのが今流行の「VR」「AI」「動画」などは領域ではないということ。
これらはあくまで手段であり、領域の課題を解決するために必要な技術です。(個人的な見解なのでディスカッションしたいです。)
あくまで業界の課題を解決し、Improveすることにフォーカスを当てるべきだと考えています。


では、どのようにして自分の人生をかけられる領域を見つけるのか。
方法についてお話をする前に、「見つける」という考え方についての意見を少し。
領域はあくまで見つかるものという話もありますが偶発的に見つかることなどそうそうないと思います。
領域見つけた上で本当に人生をかけられるのかを判断する基準を持つことが重要だと考えています。
興味のレベルは大きく以下の3つに分類できるかと思います。
ということでここからは領域の見つけ方(レベル2以上)とその領域に人生をかけられるのか(レベル3)の判断基準についてお話をしていきます。

 

レベル1:おもしろそうだと思うだけ

レベル2:情報収集を能動的に行える(=知的好奇心をくすぐられる)

レベル3:能動的かつ継続的なアクションに移せる(=人生をかけられる)

 

まず、領域の見つけ方。
オススメの方法はとにかく興味のある領域とその理由を洗い出してみることです。
あくまで人間の興味とは後天的です。
したがって人生のイベントや環境を振り返ることによってのみ自分の興味が見えてくると考えています。就職活動の自己分析に近いですね。
領域(できれば課題まで)が自分の人生・実体験と紐付いていることはサービスをリリースした後の長期的な価値となります。(実際に起業していたときの私がそうでした。)
どんな些細なことでもいいので、出来る限り自分の興味のある領域とその理由を書き出してみてください。

 

洗い出すことよりも重要なのが、そのプロジェクトが本当に人生をかけられるのかを判断することです。
私が考える判断基準はたった1つ。
「サブプロジェクトとして自分が選んだ領域のニーズ・コンセプト検証が行えるか」ということです。
起業をしたい!新しいプロダクトを作りたい!と考えている皆さんです。おそらく今お務めしている先でもご活躍されていらっしゃることかと思います。
そんな忙しい中で新しいプロジェクトを立ち上げ、運営していくことはイメージ通り大変です。
それでもサービスを出したい!業界の課題を解決したい!Improveをしたい!と思えるなら、また、その思いを実行に移し、実際にプロダクトのニーズ・コンセプトを検証するところまで継続できるなら「本当に人生をかけられる」事業(になりうる)と言えると考えています。

 

以上、人生をかけられる事業の見つけ方について私の意見を書いてみました。
次回はニーズ・コンセプトの検証について、お話できればと思います。
ではでは